薬剤師の転職を成功にみちびく13のヒント

薬剤師転職

 

薬剤師の労働市場をみると、遠くない将来には供給過剰になり転職が容易でなくなっていくことが予想されていますが、でもこの数年はまだギリギリ「買い手市場(求職者よりも採用側に有利な労働市場)」にはならないものと考えられています。とはいえ、希望の条件を提示する職場を見つけるまではアグレッシブでなければならず、イライラすることに遭遇することもあるでしょう。

 

薬剤師であるあなたが転職でよりよい仕事を見つけるために、先を見越した「戦略」をもちいたならば、転職活動をより簡単に、有利に進めることができます。

 

薬剤師の求人の数自体は多くありますから、そのなかから「あなたにとっての」ダイヤモンドを見つけ出す作業をする必要があり、真剣になればなるほど疲れてしまうかもしれません。

 

でも、この記事がご紹介するいくつものTIPSを活用してみてください。ここでは、薬剤師としてのあらゆるキャリアレベルにおいて、転職を成功させるための最高のヒントをご紹介します。

 

薬剤師 転職の秘訣【1】:欲しいものを明確にしましょう

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求めよ、さらば与えられんではありませんが、ご自身が求める職場像というものをしっかり明確にする必要があります。当然のことながら、求人側は、採用したい薬剤師像を明確にもっています。とすれば、あなた自身も求める仕事像を明確にしておく必要があるとは思いませんか? 

 

人生100年時代の生き方と働き方を分析しベストセラーとなったリンダ・グラットン著『ライフシフト』(東洋経済)も、「変身を成功させるには、自分についてある程度理解していることが不可欠だ。いまの自分を知り、将来の自分の可能性を知らなければならない。」としています(160頁)。

 

薬剤師としての転職活動を始める前に、ご自身の長所と短所、あなたがしている(していた)薬剤師としての職種をよく考えてください。製薬会社のMRなのか開発者なのか、ドラッグストアなのか、調剤薬局なのか、OTC医薬品販売なのか、卸なのか治験なのか、病院内のチーム医療なのか。もしあなたが薬剤師としての経験のないペーパー薬剤師さんであっても、他の仕事で果たしていた役割をよく思い返してください。

 

あなたがあなた自身をよく知っているほど、あなたはより大きな満足を提供してくれる新しい仕事を見つける可能性が高くなります。あなたは仕事に何を望みますか? 仕事に何を望むかは、あなたがいるステージによって異なります。マルチステージ化している人生100年時代にあっては、すべての人が同じ条件の求人をよしとすることはないのです。

 

『ライフシフト』には、こんな記述があります。「自分のことをよく理解し、よく学ぶためには、ほかの人たちに意見を求め、寄せられた意見について内省することが有効だ。内省の重要性はきわめて大きい。」(162頁)

 

家族や友人・知人や転職エージェントのキャリアコンサルタントとの会話ややり取りが、あなた自身を知り、欲しいものを明確にするうえで極めて重要な役割を果たすでしょう。

 

転職するさいに重要なのは、職位、給料、仕事そのもの、職場の場所、企業文化などです。次の項目でご紹介しましょう。

 

薬剤師 転職の秘訣【2】:あなたが狙いを定める企業を調査しましょう

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あなたが欲しいものがわかったら、次はあなたが狙っている会社の側が「欲しがっているもの」を見つける時です。薬剤師にかぎらず転職は結婚のようなものです。あなたが相手を愛していても、相手があなたを好まなければ結婚には至りません。薬剤師としての転職を成功させたければ、今度は狙いを定めた企業が何を欲しがっているのかを調査しなければなりません

 

薬剤師としての転職を成功させる素晴らしいヒントは、会社のホームページなど「広報資料」のなかに発見することができるでしょう。新卒の就活のさいにも行ったかもしれませんが、「企業分析」は重要です。ホームページなどの広報資料はあなたが「会社の文化」について理解するのを助け、彼らが面接の中でよく尋ねる質問についてのヒントをみつけるのを助け、そしてあなたが企業でどのように扱われるのか(ブラック企業ではないか)、どの程度のお給料が支払われる可能性が高いのかさえ発見するでしょう。

 

とはいえ、この膨大な作業を自力でする人は少ないです。薬剤師の転職業界には薬剤師に特化した転職エージェントが複数あるので、そのキャリアコンサルタントが企業の総力をあげて企業分析をしていますから、彼らから有益な情報を引き出すことも大切です。

 

履歴書は転職活動の中で最も重要なツールの一つです。新卒の就活のさいも「エントリーシート」に磨きをかけた覚えがあるかもしれません。転職するための私の最良のヒントの1つは、希望の仕事に関連している「数値化可能な成果」を盛り込んだ達成指向の履歴書を準備することです。

 

薬剤師 転職の秘訣【3】:仕事にあなたの履歴書を合わせましょう

もちろん最初は、あなたに合った仕事を探すのです。しかしよい求人を発見したならば、今度はあなたの履歴書を仕事にあわせる必要があります。仕事にあわせて、履歴書をカスタマイズすると言ったほうがわかりやすいでしょうか。

 

あなたの履歴書は転職活動の中で最も重要なツールの一つです。私が目にする履歴書の多くは目に見える成果ではなく義務的な無味乾燥さに満ちています。多くの転職希望者がさまざまな求人に同じ履歴書を送ります。しかし新しい仕事を見つけるために私がご提供できる最良のヒントの1つは、あなたが応募する仕事に関連している数値化可能な成果を書き込んだ、達成指向の履歴書を用意することです。

 

あなた自身を、求人内容にひきよせて、明確に適応(フィット)させる必要があります。もちろん嘘をつくという意味ではなく、各求人が求める役割に対し、あなた自身がどのように貢献/コミットできるのかということが明瞭でわかりやすい履歴書にする必要があります。薬剤師専門の転職エージェントに登録されれば、毎日膨大に流通する求人と履歴書をさばいているキャリアコンサルタントが、的確なアドバイスをしてくれます。登録は無料ですし、転職エージェントにお金を払うのは採用する企業側ですので、あなたが利用しない手はありません。

 

求人案件の職務内容説明で使用されている単語やフレーズを把握して、必ずあなたの履歴書にそれらを含めるようにしてください(その経験を持っていればもちろんのこと、たとえペーパー薬剤師さんであってもそれらに“関係する”経験やスキルをアピールしましょう)。

 

それぞれの仕事にあなたの履歴書を合わせ、個別にカスタマイズしてください。採用側はあなたが彼らが探しているスキルを持っていることを、あなたの履歴書を見て数秒以内に把握するでしょう。

 

薬剤師 転職の秘訣【4】:オンライン上のキャリア・アピールを確立しましょう

あなたの薬剤師としてのキャリアと専門知識と情熱を、オンライン上で効果的にアピールすることが大切です。薬剤師としてどの分野の職種を目指すにしても、今どきのほとんどの採用担当者は、転職エージェントが採用側に提供する転職希望者のプロフィール検索を主要なツールとして使用しています。薬剤師としてのプロ意識があるならば、転職エージェントの検索システムを最大限に活用する必要があります。あなたの興味を引く会社の採用担当者が、彼らのほうからあなたを発見しアプローチしてくれる可能性があります。

 

薬剤師 転職の秘訣【5】:転職活動を記録し整理しましょう

あなたが薬剤師としてどの職種を希望しているにせよ、求人に応募したり面接を受けたりする前に、パソコンのエクセルなどのアプリケーションを利用して、あなたの転職活動の記録を適切に残すための準備に少し時間をかけてください。簡単なものでよいです。転職活動の記録は、いつどの企業の、どの職種に応募して、その結果どうなったか、等のふり返りに適しています。その記録は、あなたがその後の転職活動を続けるうえで、貴重な示唆を与えてくれるでしょう。

 

薬剤師 転職の秘訣【6】:人的ネットワークを構築、育成、活用しよう

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人生100年時代の生き方と働き方を分析してベストセラーとなった『ライフシフト』は、「変身を遂げるとき、人は新しい人的ネットワークに加わる。活力と多様性に富む人的ネットワークをすでに築いている人ほど、円滑な移行を遂げやすい」としています(161頁)。

 

大多数の転職希望者にとって、大規模で強力なネットワーク(あなたを知っていて、あなたが転職をするのを手助けしたいと思う人)は、より多くの仕事の機会をもたらします。多くの転職希望の薬剤師さんは、複数の転職エージェントに登録し、いくつかのネットワークに所属することになります。登録は無料なので、これをあえて避けるという選択肢は考えにくいです。

 

薬剤師専門の転職エージェントへの登録はまた、日々の活動のための良いアイデアを得ることにも役立ちますので、あなたは転職活動においてより「戦略的に」なることができます。

 

転職エージェントのキャリアコンサルタントと連絡をとることを面倒に思ったり怖がったりしないでください。あなたが興味のある会社を見つけたなら、積極的に紹介を求めてください。企業の採用担当マネージャーは、当然のことながら転職エージェントのキャリアコンサルタントとは頻繁にコミュニケーションをとっています。採用側も、必死なのです。

 

企業の人事担当者は、自らが日ごろ緊密に連絡を取っている転職エージェントのキャリアコンサルタントが推薦する人に、会ってみたいと思ったり、興味をもったりするのです。採用側は、数多ある転職エージェントのなかから、信頼できる企業を選んでお付き合いをしています。彼らは信頼のおけるキャリアコンサルタントが推薦するあなたをきっと好ましく思うでしょう。これが人的ネットワークに加わることの意味なのです。

 

薬剤師 転職の秘訣【7】:オフラインの行動も重視しましょう

薬剤師専門の転職エージェントに登録すると、オンライン上でドラッグストアや調剤薬局、製薬会社、病院など様々な企業や求人にアクセスできるようになります。しかし、あなたがオンライン上でのコミュニケーションのみに頼っているのであれば、あなたの転職活動は長引くかもしれません。

 

実際に、自ら動いて会いに行くことを大切にしてください。その手間を惜しまないでください。転職エージェントとのキャリアカウンセリングや、企業の採用面接など、対面でなければ効果的に遂行することができない種類の転職活動も多くあります。あなたがオンライン上でもたもたしているうちに、会社は最終面接の段階にあるかもしれませんし、あるいはポジションはすでにいっぱいになっているかもしれません。転職エージェントを通じて、積極的に採用担当者と連絡を取ってください。転職は結婚のようなものです。オンライン上で完結することはなく、その次のステップに踏み出すことが大切です。

 

薬剤師 転職の秘訣【8】:日々のタスクにも目を向けましょう

薬剤師として転職活動を成功させ新しい仕事を見つけるには多くの時間と労力が必要です。パートタイムの仕事であればそれほど時間をかけることはないでしょうが、10年単位で働くことを念頭に職探しをしている場合には、長時間かかることもあるかもしれません。転職活動に落胆して気を散らすのは簡単ですが、日々のタスクを達成することに集中することで、やる気を持続させながら成功のための基盤を築くことができます。

 

薬剤師転職の秘訣【9】:自分に優しくなりましょう

薬剤師に限らず、どんな世界でも転職活動にはストレスがつきものです。ですから、友人や家族との会話、運動、音楽・映画の鑑賞など、リラクゼーションに時間をかけて構いません。マルチステージ化する世界にあって、転職活動は特別な行為ではなくありふれた行為なのです。力みすぎず、自分に優しくなって、リラックスすることを心がけてみてください。転職エージェントとのキャリアカウンセリングも頭の整理につながり、転職活動につきものの痛みや悩みを軽減させてくれるはずです。

 

薬剤師転職の秘訣【10】:あなたのキャリアやスキルを紹介するストーリーを開発しましょう

あなたがマーケティングの知識をお持ちなら、人がストーリーに惹かれることをご存知でしょう。同じような商品でも、背景に興味ぶかい物語(ストーリー)をもつ商品は、ブランド化されたり、他の商品よりも貴重なものとして取引されます。

 

これは転職活動をするときにも共通のヒントと言えます。採用担当者もひとりの人間にすぎず、人間であればストーリーに興味があります。エピソードと言い換えてもよいかもしれません。人々はストーリーに興味を覚え記憶するので、あなたの目標は、採用面接であなたのスキル、業績、そして仕事への情熱をはっきりと示すことができる一連のインタビューストーリーを開発することです。

 

採用担当者の記憶に残るストーリーを語ることができれば、多くの応募者の中で差別化することができ、あなたが採用される日は近くなります。あるいは採用面接で、自分自身について話すのがより楽になる効用もあるかもしれません。多くの転職エージェントにおいて、この重要なストーリー開発をキャリアコンサルタントが手伝ってくれます。

 

薬剤師転職の秘訣【11】:面接の準備をしましょう

ぶっつけ本番で採用面接を受ける薬剤師さんはあまりいないとは思いますが、人気の高い求人案件であれば、それで採用になることはありません。パートタイムの仕事であればともかく、腰をすえた仕事を探したい場合は、転職活動に真剣に取り組む必要があります。

 

最初のインタビューを受ける前に、よくある面接の質問に対する回答を作成してから練習します。薬剤師専門のキャリアコンサルタントとの模擬面接を経験し、アドバイスをもらいましょう。

 

転職エージェントは、過去、その企業の面接で実際に質問された事項をデータ化して保有している場合もよくあります。そのデータをもとにあらかじめ想定問答集を作成し準備した人と、ぶっつけ本番でその場で回答を考える人がいた場合、どちらが採用されるかは明らかです。あなたは、他人の数日におよぶ努力の成果と同じ内容を、コンマ何秒の機転だけでアウトプットできる自信はないはずです。面接の準備が整うほど、面接は心地よいものとなり、成功する可能性も高くなります

 

薬剤師転職の秘訣【12】:採用面接の後、すべての面接官に礼状を書きましょう

面接後のあなたの企業に対する興味を強調し、その求人にはあなたが最適であることを示唆する感謝の気持ちを記した簡単なお礼状は、あなたに仕事のオファーを約束することはありませんが、他の応募者の大半からあなたを目立たせ、差別化するのに役立ちます。あなたが採用か不採用かのグレーゾーンにいる場合、この礼状がプラスの効果をもたらすこともあるでしょう。

 

薬剤師転職の秘訣【13】:モチベーションを維持する工夫をしましょう

薬剤師が仕事の中身を問わないのであれば、まだ買い手市場には至っていない現在の日本であれば、短い求職期間で次の仕事をみつけることができるでしょう。

 

しかしフルタイムの正社員などを希望する場合には、現実には、適切な機会を見つけてそのポジションを提供されるまでに数か月かかることもあります。あなたは精神的にも肉体的にも、長い挑戦の道のりに備えるべきです。この記事を参考にあなたが幸運にも短期間で転職を成功させることができたなら、それはあなた自身の努力の賜物です。

 

薬剤師転職の秘訣【14】:薬剤師専門の転職エージェントに複数登録しておきましょう

あなたが過去に勤めていた会社もそうだったと思いますが、1つの会社が採用活動のために複数の転職エージェントとお付き合いしている例はほとんどありません。

 

転職エージェントごとに把握している求人が異なるだけでなく、仮に重なっていたとしても、あるエージェントではあなたにマッチすると判断する案件が、他のエージェントではそうではないと判断されることもしばしばです。

 

筆者自身の経験からも、同じ案件が複数の転職エージェントから提案される可能性は極めて小さいです。だからこそ、定評のある定食エージェントには複数登録されるかたが多いのです。

 

登録必須! ファルマスタッフ | 株式会社メディカルリソース

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株式会社メディカルリソースは、2000年に調剤薬局大手の日本調剤株式会社が母体となり、業界初の薬剤師専門会社として設立されました。そのため薬局の仕事内容を比類のないレベルで熟知しており、薬剤師転職の世界で圧倒的な信頼を築いています。

 

最大の特徴は、Face to Faceの姿勢を創業当初から重視していることで、効率性のみを追求していない企業姿勢です。転職希望である薬剤師との対面でのコンサルティングはもちろんのこと、ファルマスタッフのコンサルタントは採用企業にも足を運びコンサルタントが目で見た生の企業情報を応募者に知らせてくれます。

 

このためファルマスタッフのマッチングは、仕事内容に熟知しているため採用企業側の満足度が高く、また転職希望者も就職後の現実とのギャップが少なく、採用企業と転職者の双方にとってウィン・ウィンの転職が実現されます。


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登録必須! リクナビ薬剤師 | リクルートメディカルキャリア株式会社

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リクナビ薬剤師は、リクルートメディカルキャリア株式会社が運営する薬剤師転職に特化した転職エージェントサービスです。

 

薬剤師転職エージェントサービスへの参入は2011年と後発組ながら、「リクナビ」ブランドの圧倒的な知名度と認知度で業界を席巻し、今やドラッグストア求人と高収入案件では右に出るものがないほどの評価を獲得しています。

 

リクナビ薬剤師の強みは、転職業界最大手「リクナビ」として培ってきた大手企業へのコネクション優秀なコンサルタントの存在です。


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登録必須! 薬キャリ | エムスリーキャリア株式会社

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薬キャリは、エムスリーキャリア株式会社が運営する薬剤師転職に特化した転職エージェントサービスです。

 

親会社であるエムスリー株式会社は、日本最大級の医療従事者専用サイト「m3.com」を運営しており、

医療に関する最新ニュース、海外論文、各種データベース等に加えて、医師同士の意見交換の場等、多面的な医療情報や役立つツール、サービスを提供しています。このサービスは27万人の医師会員と、10万人以上の薬剤師会員を擁しています。

 

薬キャリの運営会社であるエムスリーキャリア株式会社は、医療関連ビジネスを展開する東証一部上場企業2社が、それぞれの強みを結集させたジョイントベンチャーで、医師、薬剤師に圧倒的な知名度を誇っています。


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